こんにちは、年間300冊以上の本を読むワンホ(@wanho_book)です。
人は大きく「内向型」と「外向型」の2つに分けられます。
僕は典型的な内向型人間ですが、世の中の3分の2は外向型の人が占めているといわれています。
そのため、今の社会は「外向的であることが正解」という風潮が少なからずあります。
あなたは自分が内向型であることに悩んでいませんか?
自分と同じ経験や悩み、考えを持った人がいるとわかるだけで心はかなり楽になります。
本記事では、僕の経験を踏まえたうえで、内向型のあるあるをまとめました。
内向型の人はもちろん、外向型の人にとっても多くの発見があるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
内向型ってどんな人?
人間はみな「内向型人間」か「外向型人間」のどちらかに分類されます。
それぞれの主な特徴は次の通りです。
人類の3分の1は内向型に分類されるため、日本にも4,000万人以上の内向型人間がいることになります。
一方で、社会は外向型の人が有利にできているのも事実です。
そこで、内向型の人あるあるを見ることによって「自分は内向型でもいいんだ」と少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
内向型あるある<生活編>
内向型の人あるあるをシーン別でまとめました。
まずは生活編から紹介します。
気がつくと考えごとばかりしている
内向型は一人で考えごとをするのを好みます。
意識がいつも自分の内側に向いていることが大きな特徴です。
そのため何かを考えたり、物思いにふけったりすることが多いです。
ポジティブなことに目がいく場合は良いですが、一人で考えごとをしていると思考がネガティブになることも少なくないです。
その点は要注意ですね。
休日は外出せずに家で過ごす
内向型の人は休日を丸一日、家の中で過ごすことが多いです。
理由は、内向型の人にとって家の外は刺激が強すぎるからです。
- 人混みや交通渋滞に巻きこまれる
- 慣れない環境下で過ごす
- 知らない人に会う
- 人間関係に気をつかう
これらは精神的に大きな負担になります。
平日は学校の同級生や会社の同僚といるだけで疲れるのに、わざわざ休日まで外出しようと考えません。
結果として、一日中家の中で過ごすことが多くなります。
ただし、これは決して悪いことではありません。
一日かけてエネルギーを充電していると考えるのがおすすめです。
僕も休日の9割は家の中で過ごしています。
行動するより観察することが多い
内向的な人は観察力にとても優れています。
人の変化や場の雰囲気を感じることができるので、空気が読める人として見られます。
人の感情に共感でき、相手の気持ちを汲むことができます。
一方で、行動力には欠けるところがあります。
何か新しいことに挑戦しようとするとき、正しい手順や方法にばかり目がいき、行動に移すことがなかなかできません。
行動することのリスクを考慮しつつも、実際にアクションを起こす工夫が大切になります。
睡眠の質が低く、睡眠不足になりがち
1,000人のアメリカ人を対象におこなった調査によって、外向型の人と内向型な人とでは睡眠の質に大きな違いがあることが明らかになりました。
外向的な人の多くは、一度寝たら一度も目覚めることなく朝までぐっすり眠ります。
そのため日中は、気分良く活発に行動できるのです。
いっぽう内向型は、夢見の悪い人が多いようです。
悪夢や内容のはっきりしない夢を見る傾向があり、睡眠の質も高くありません。
睡眠時間を長く確保しようとしても、「今日はよく眠れた」という感覚を持つのは難しいのかもしれません。
好きなことが話題のときだけ饒舌になる
内向型は基本的に、人とのコミュニケーションを好みません。
これは”人が嫌い”というわけではなく、発言のために色々考えすぎてしまったり、相手に気をつかったりして疲れてしまうのが原因です。
ただし、自分の興味あることが話題の場合は違います。
普段より饒舌(じょうぜつ)になり、声にも力が入るようになります。
周囲の人からは「冷めた人」と見られることが多い内向型ですが、実際はそんなことありません。
人一倍の情熱をもって物ごとに取り組める一面も持っています。
ですから趣味やよく知っていることが話題にあがると、ついテンションが高くなってしまうのです。
僕は読書と副業の話になると、テンション上がってしまいますね。
内向型あるある<仕事編>
続いて、仕事編です。
職場での内向型あるあるをまとめました。
周りに人がいると集中できない
内向型の人は、近くに人がいると集中力を発揮できません。
例えば次のようなケースです。
- 後ろを人が通る
- 近くの席で同僚が電話をしている
- 電話が鳴る音やキータッチ音が聞こえる
周囲に人がいると気が散り、集中力を維持するのが難しくなります。
音に敏感な気質のせいで、つい周囲の音が気になってしまうのです。
とはいえ、職場が自分ひとりの環境というケースはほとんどない思います。
上司に相談して解決する場合を除き、集中できる環境を自分で工夫してつくっていくことが大切ですね。
疲れたら一人になりたい
ストレスや疲労がたまっているとき、人間の反応は2つに分かれます。
1つ目は「人と会って充電する」タイプです。
疲れた日こそ外出したり、社交の場に出たりすることでエネルギーを充電します。
これが外向型の人の大きな特徴です。
たいして内向型は「一人になって充電する」タイプです。
疲れているときは人と会うことを避けて、一人でじっくりエネルギーを回復します。
テレビを見たり、趣味に没頭することが一番の癒しになります。
これを知っておくと、疲れているときの正しい休日の過ごし方が明確になりますね。
- 人と会って充電する → 外向型
- 一人になって充電する → 内向型
出世に興味がない
内向型は自分の内面に興味や関心が向かいます。
そのため、金銭的な報酬や周囲の人からの評価はそれほど気になりません。
それよりも自己成長につながるものや、好奇心の湧くものにたいして行動を起こすことが多いです。
(内発的モチベ) | 内向型が気にすること(外発的モチベ) | 内向型が気にしないこと
自己成長につながる行動 興味関心のあるもの 自分の価値観にあった行動 | 上司からの評価 金銭的な報酬 物理的な報酬 |
お金や権力はあるに越したことないですが、これらは絶対的なモチベーションにはなりません。
外向型の人とはモチベーションを感じるところが違うんですね!
電話が大のニガテ
内向型の人には電話がニガテな人が多いです。
理由は次の3つ。
- 心の準備ができていない
- その場で応答しなければならない
- 誰かに電話の内容を聞かれたくない
ほとんどの場合、予期せぬタイミングで電話は鳴ります。
相手に何を聞かれるのか不安なうえに、「うまく答えれれなかったらどうしよう」と考えてしまいます。
また、もっともストレスなのが、別の人に会話を聞かれているケースです。
自分のデスクでお客様と電話しているとき、隣で上司がその会話を聞いている場面を想像してみてください。
かなりのストレスですよね……
これらの理由から、内向型の人には可能なかぎり電話でやり取りすることを避ける人が多いです。
出張は地獄
内向型の人にとって仕事の出張は地獄のようにキツいです。
慣れない場所に出向き、初対面の人と会い、夜は外食してホテルに泊まる。
ひとり時間など取れず、疲労はたまるばかり。
1泊2日ならなんとかなっても、2泊以上になるとかなり大変です。
できるだけ余裕のあるスケジュールで臨みたいですね。
会議の場でなかなか発言できない
内向型は自分の意見を持っていてもなかなか発言できません。
- 自分の意見は間違っていないだろうか
- 会議の雰囲気を乱さないだろうか
- 発言のタイミングは適切だろうか
このように考えてしまうからです。
少し消極的な面を持つため、相手を尊重するがゆえに発言するタイミングをつかむことができません。
内向型あるある<遊び編>
次は遊び編です。
友人関係における内向型あるあるをまとめました。
大勢と話すより2人きりで話をしたい
内向型は大人数で会話するのがニガテです。
主な理由は以下の通り。
- 話の展開が早くついていけない
- 複数人の前で話すと緊張する
- 人の話を聞くだけで終わってしまう
また、内向型は”広く浅い”会話よりも、”狭く深い”会話を好む傾向にあります。
趣味や恋愛の話など、混み入った話をするのが好きなんです。
そのため大勢の人が集まるイベントよりも、2人で会って話をするほうが心地よく過ごせます。
楽しかったイベントでも家に帰ると疲れている
内向型の人でもイベントを楽しむことはできます。
お出かけや飲み会、旅行が嫌いなわけではありません。
ただし要注意なのがイベントの後です。
どんなに楽しいイベントの後でも、メンタル・身体はぐったり疲れてしまっています。
周囲の音や環境の変化に敏感なところがあるため、外向型の人に比べて体力の消耗が激しいのです。
体力を使うイベントの後には、休養日を設けておきたいですね!
友だちが少ない
内向型の人は一人を好みます。
人間嫌いではないため友人はいますが、外向型の人と比べればかなり少ないです。
これは「友だちになる基準が厳しい」とも言えます。
そのため誰とでもまんべんなく付き合ったり、新しく知り合った人とすぐに親しくなったりすることがありません。
内向型の多くが、一度は悩んだことのある項目でしょう。
知らない人といると緊張する
内向型の多くは人見知りです。
初対面の人と会うと緊張してうまく話せないことがあります。
これは集団にいるケースも同様です。
グループの中に一人でも知らない人がいると、いつもの自分を出すことが途端に難しくなります。
相手に気をつかい、場を盛り上げようとして空回りしてしまうことがあるので要注意です。
実際、僕は経験あります……
自分から誘えない
内向的な人は、遊びの予定を自分から切り出すことにニガテ意識を持っています。
なぜなら、
- もし相手に断られたら気まずい……
- 興味がない用事だったら迷惑かな……
- 断りづらいと思われたらどうしよう……
このように考えてしまうからです。
いろいろ考えた結果、自分から誘わないという選択をすることが多いです。
内向型あるある<恋愛編>
最後は恋愛編です。
パートナーとの関係における内向型あるあるをまとめました。
パートナーは慎重に選ぶ
内向型には短期的な恋愛を好まない人が多いです。
人一倍心配性で、失敗を恐れる性格だからです。
裏を返せば、いちど恋愛関係に発展するとパートナーとの関係が長続きしやすいとも言えます。
特長の一つである共感力を活かして、相手に寄り添うことができるのですね。
共同生活のハードルが高い
パートナーと同棲する、もしくは結婚して生活を共にするとなると、決断のハードルは一気に高くなります。
- 自分の生活リズムは守られるだろうか
- ひとり時間は確保できるだろうか
- 休日は静かに過ごせるだろうか
原因は、これらの心配がついて回るからです。
内向型は外向型と違い、パーソナルスペースをとても大事にします。
相手との距離感や自分の生活リズムを重要視するため、結果として共同生活のハードルが高くなってしまうのです。
勢いで行動するのではなく、事前にパートナーとの話し合いを重ねておくのがおすすめです。
不満はあってもケンカに発展しない
内向型の人は自己主張をあまり上手くできません。
恋愛はパートナーとの人間関係ですからとうぜん不満を抱えることはありますが、それを相手に伝えることを躊躇ってしまいます。
これは「相手を傷つけてしまうんじゃないか」と考えてのことですが、自分の中にストレスを溜めこんでしまうことになります。
パートナーと話し合う場を定期的に設けたり、適度にリフレッシュしたりする工夫をしていきたいですね。
デートするなら外出よりお家
内向型の人は多くの刺激を求めません。
そのためインドア派が多く、デートのときも家で過ごす頻度が高いです。
外出する場合でも、人混みがなく交通渋滞に巻き込まれない場所を選びます。
静かでゆったりくつろげる場所は居心地がいいですよね。
関係がマンネリ化しやすい
インドア派が多い内向型は、自分の趣味に没頭する傾向が高いです。
遊びのバリエーションが多くないことに加え、新しいことにチャレンジするのを好まない保守的な性格のため、パートナーを退屈させてしまうことがあります。
パートナーとの共通の趣味があると、マンネリ化せずに良い関係を築けるでしょう。
僕も読書に一辺倒なので要注意ですね……
内向型人間が快適に生活するコツ
これまで内向型の人が日常で感じるあるあるを21個紹介しました。
これらを踏まえて、どうしたら内向型が快適な生活を送れるのか、そのコツを5つ解説したいと思います。
適度にひとり時間を持つ
内向型の人にとってひとり時間は必須です。
誰にも会わず一人で過ごす時間が、日常での疲労を癒します。
ひとり時間におすすめする行動は次の5つです。
- 本を読む
- 映画を観る
- 音楽を聴く
- 好きなテレビを観る
- 何もせずボーっとする
「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、日常のひとときを楽しむことがとても大切です。
特に外出や飲み会などのイベント後は、休息日を設けることをおすすめします。
半日~一日しっかり休むことで、次の日からまた頑張ることができます。
話すより、聴くに徹する
人との会話で疲れないコツは、話を聴く側にまわることです。
相手の反応を見ながら話をするのは意外と体力を使います。
そもそも内向型は共感能力が高く、洞察力にも長けているため、話をするより聴くほうが向いています。
適切なタイミングで質問を投げかけ、相手の話に耳を傾けることを心がけましょう。
相手も気持ちよく話ができるので、Win-Winですよね。
「話し上手は聞き上手」なんて言葉もありますね。
集中できる環境を整える
内向型の「仕事におけるパフォーマンス」を決めるのは、環境といっても過言ではありません。
作業中に同僚に話しかけられたり、電話の対応をしたりしていると、そのたびに集中力が途切れてしまいます。
これを防ぐためには、自分が集中できる環境を整えることが大切です。
僕の場合は次のことを心がけています。
- 在宅勤務を積極的につかう
- 作業時間を上司や同僚に事前に伝える
- 一定時間だけ会議室で仕事をする
- メールや電話の通知をオフにする
- フレックス勤務を利用して、人の少ない時間に仕事をする
職場や上司にもよるので一概には言えませんが、効率よく仕事を進めるためにも自分に適した環境を作りあげる工夫はしていきたいですね。
人と違うことを気にしない
冒頭で述べた通り、内向型は人類の3分の1を占めます。
裏を返せば残りの3分の2は外向型人間で、内向型は少数派です。
そのため、社会では外向的であることが正解であるかのように語られることが多いです。
あなたも次のように教えられてきませんでしたか?
- 友人は多いほうがいい
- フットワークは軽いほうがいい
- 人間関係は広いほうがいい
しかし、気にする必要はありません。
これらの主張は外向型が多数派だから、あたかも正解のように聞こえるだけです。
無理に外向的になろうとすると心身は消耗し、疲弊していってしまいます。
だから「他人は他人、自分は自分」とわり切って生活することを心がけましょう。
自分の得意・不得意を知る
外向型には外向型の、内向型には内向型の得意なことがあります。
例えば、一般的には次のように考えられています。
外向型が得意なこと | 内向型が得意なこと |
仕事のやりとりを電話でおこなう チームで作業する 決断したら素早く行動する | 仕事のやりとりをメールでおこなう 一人で作業を進める じっくり考えてから行動する |
もちろん個人差はありますが、どちらの場合でも自分の得意なことを知っておくことが大切です。
得手不得手がわかっていれば「どうしたら自分の得意な形に変えられるだろうか」と考えられます。
仕事にしてもプライベートにしても、得意なことに取り組むほど成果は出やすいです。
内向型が得意なことを学んで、実生活に活かしていきましょう。
内向型の日常あるあるまとめ
本記事では、内向型の日常あるある21選を紹介しました。
一つでも共感してもらえたら同じ内向型として、とても嬉しいです。
僕が最後に一つだけ伝えたいのは「内向型/外向型のどちらが優れているとかはではない」ということです。
どちらの性格にもメリット・デメリットがあります。
これを理解したうえで、気質をうまく活かしていく方法を考えていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!