こんにちは、ワンホです。
成功者がやっていて、凡人がやっていないこと。
あなたは何かわかりますか?
答えはシンプルで、他の人がやっていないことを探し出し、それをやり続けることです。
多くの人は偏差値の高い大学をめざして勉強し、大企業をめざして就活をします。
しかし、僕たちはこの状況に危機感を持たねばなりません。
なぜなら、みんなと同じ道を選んでいるうちは、みんなと同じ結果しか得られないからです。
人気の道は、必然的に競争率が高くなります。
コスパを考えるのなら、みんながいかない道を突き進むことが成功への最短ルートなんです。
そんな人生の抜け道を見つけて、”ずるく”ラクして生きていく方法を解説しているのがこちら。
『ひろゆき流ずるい問題解決の技術』という本です。
2チャンネルの元管理人で”論破王”とも称されるひろゆき(@hirox246)さんの新刊です!
今回はこちらを解説していきたいと思います。
本書の結論をざっくりまとめると、次のようになります。
ずるく考えて問題解決力を高めれば、人生はうまくいく。
ビジネスであれ人間関係であれ、生きていくうえで問題は山のようにあります。
そんな人生に埋もれるのではなく、せっかくならコスパよく楽しい人生を送りたいと思いませんか?
体系的な問題解決のプロセスはもちろん、抜け道を見つける習慣についてもお話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
では、さっそく見ていきましょう。
- 仕事や人間関係に自信がなく、自己肯定感が低い自分を何とかしたい……
- やる気はあるのにいつも空回りしてしまい結果につながらない……
- 問題は山積みで手がつけられない。もっと効率よく成果を出したい……
ひろゆき流問題解決の4ステップ
さっそくひろゆきさんの問題解決のプロセスを解説します。
問題解決のスキルは難しいものと思われがちですが、実際は単なる考え方の問題です。
コツさえつかめば誰でもできるようになります。
これは意識して取り組みたいですね。
ステップは4つ。
では、一つずつ解説していきます。
STEP1 問題の分析
問題が起きたとき最初にすべきなのは、「それがどんな問題か」を把握することです。
そのためには問題を2つに分けて考える必要があります。
その分け方とは、その問題はすでに「答えがわかっている問題」なのか、それとも「答えがわかっていない問題」なのか、です。
答えがわかっている問題とは、学校のテストで出るような問題のことです。
たとえば、「鎌倉幕府を作ったのは誰か?」や「この図形の面積を求めよ」などです。
これらの問題については、インターネットや書籍などで調べてしまったほうが早いです。
自分で考えて答えを出そうとするのは時間のムダになります。
一方、社会に出てから直面する問題のほとんどは、答えがわかっていない問題のほうです。
この問題には、唯一絶対の正解はありません。
たとえば、「新サービスの売り上げを伸ばすにはどうしたらいいか?」という問題に、確実な正解見つけ出すのは困難です。
この段階では、いったん問題の切り分けができればOKです。
これができたら次のステップに進みましょう!
STEP2 情報収集
問題解決の中で最も重要なプロセスが、この情報収集です。
なぜなら、持っている情報が多ければ多いほど問題解決に近づけるからです。
ひろゆきさんは本書で次のように言っています。
僕は、問題を分析する力よりも情報収集力のほうが大事だと思っています。
『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』西村博之
そこで有効なのが何でも即ググることです。
ネットが普及した現代では、気になったことや疑問に思ったことを、すぐに調べることができます。
実際、あれこれ推測するよりも調べた方が早いケースが多いです。
調べてみるとたいてい、似たような問題があったり、誰かが解決策を試しているケースが見つかります。
失敗ケースも含めて似た事例を調べることは、正解を見つけるための近道になりますね。
気になることはすぐに調べるクセをつけましょう。
STEP3 解決策の立案
解決策を考えるときに肝に銘じなければならないのが「みんなが満足する解決策はない」ということです。
もしも誰も損しない方法があるなら、賢い先人たちがすでに実現しているはずです。
ですから、まずはこの事実を受け入れなくてはなりません。
そして、これを受け入れたうえでターゲットを絞ります。
「誰にとってのメリット」が求められているのかを明確にしましょう。
それは自分でしょうか。それとも上司や奥さんでしょうか。
これによって最適解が変わってきます。
たとえば、子どもをもつ共働き夫婦が引っ越し先をどこにするか悩んでいるとします。
次の図のように、奥さんを優先するならA地点、子どもを優先するならB地点、旦那さんを優先するならC地点となります。
このようにターゲットを絞れば、おのずと解決策も見えてきますね。
ここは心を鬼にしてトレードオフを意識したうえで、解決策を検討するといいでしょう。
STEP4 解決策の実行
ここまでくれば、あとは考えた解決策を実行するだけです。
ここで大事になるのが、100点を目指さないことです。
より簡単に言えば、クオリティよりスピードを優先しようということです。
前述の通り、社会に出てから発生する問題の多くは学校のテストのように完璧な答えは存在しません。
つまり、100点を目指すのはコスパが悪いのです。
少なくとも1つ目の解決策で100点をとることは不可能に近いです。
ですから、はじめは70点くらいで試してみて、うまくいかなかった部分は次回アップデートすればいいという考えです。
なるほど、ひろゆきさんらしい高コスパな考え方ですよね。
たしかに80点のものを100点にするより、50点のものを70点にする方がラクですよね。
下の図のようなイメージです。
これは問題解決にしても、仕事にしても本質的な重要ポイントだと思います。
個人的にも意識したいところです!
ずるい問題解決のテクニック
ここまで、ひろゆき流 問題解決のプロセスを解説してきました。
少し抽象的な話が多かったと思うので、続いてはより具体的な問題解決のテクニックを紹介していきます。
身近な問題解決にも応用しやすい内容なので、ぜひ活用してみてください。
ゲーム化する
面倒な問題やトラブルの処理に追われているとき、対応するだけでも億劫になると思います。
そんなときでも著者のひろゆきさんはテンションが上がってしまうようです。
こればかりはちょっと真似できませんが、どうでもいい仕事を楽しむコツについてはしっかり教えてくれています。
それがゲーム化です。
ゲーミフィケーションとも言ったりしますね。
たとえば苦手な作業をするときは、「これをクリアしたら1ポイント」と自分でルールを決めて、スコアを上げるゲームにしてしまうのです。
取り組んでいくうちに、単純な作業をいかに効率よく処理できるかを考えることが楽しくなってきます。
過去の自分の記録と競うのも良さそうですね。
同じような経験は僕にもあります。
学生時代はバレーボール部に入っていたのですが、あの頃はボール拾いに全力をささげていました。
同級生より1個でも多くボールを拾おうと体育館を走り回っていましたね。
懐かしいです。
いま思えばあれもゲーム化です。実際、楽しかったですしね。
同じ作業をどうせやるなら、退屈と感じながらやるよりも、楽しみながらできたほうが絶対いいと思います。
ぜひ意識してみてください。
リスクは2つに分ける
問題を解決しようとするとき、ときにはずるい手を使うケースもあるでしょう。
ここで言う「ずるい手」とは、ルールは破らないにしても、モラル的にはグレーゾーンな解決策のことです。
このずるい手を使うときは、何らかのリスクを負う必要があります。
抜け道を通るには、ある程度のリスクを許容しなければならないわけです。
たとえば次のようなものです。
- SNSでの発信をインフルエンサーに拡散してもらう
- 面倒な作業をだれかに任せる
- 会議中に内職し、別の資料をつくる
ここで問題になるのは、そのリスクに耐えられるかどうかです。
リスクの許容度は人によって異なりますが、これは高いに越したことはありません。
許容度が高ければ、それだけ多くの選択肢を選ぶことができます。
つまり大切なのは、リスクへの耐性を強化しておくことです。
リスクには、耐性をつけられるものとつけられないものがあります。
本書では、耐性をつけられるリスクを唐辛子系、耐性をつけられないリスクをわさび系と呼んでいます。
唐辛子系のリスクは慣れれば対処可能です。
逆にわさび系のリスクは慣れないので、早々に逃げるべきです。
ほとんどの人は唐辛子系のリスクすら避ける傾向にあります。
これは耐性のある人にとっては大きなチャンスですね。
対処可能なリスクには積極的にチャレンジするのがいいですね。
人生の「抜け道」を見つける習慣
さいごに、問題解決能力を養うためのちょっとしたコツについて解説します。
これを普段から使うクセをつけてしまえば、人生はイージーモードになること間違いないでしょう。
ポイントは2つあります。
抜け道を見つける習慣を身につけてしまいましょう。
人がやらない方法を試す
起業して世の中を変えるような変化を起こしたい……
圧倒的な結果を出して多くの人に認められたい……
このように、人と違う結果を手に入れたい場合には、人がやっていない方法を試すほうが効率的です。
ほかの人がやっている方法をマネしても、得られる結果は当然同じです。
成功者が少ない分野であれば、誰も試したことのないことに挑戦したほうがいいでしょう。
発明王エジソンの名言に次のようなものがあります。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。
発明王トーマス・エジソン
先人の失敗から学び、同じ方法を避けることで、周りよりも一歩先に進むことができます。
ただし、失敗を恐れてはいけません。
だれも試していない方法なのでそれなりのリスクを伴うかもしれませんが、思いついた方法はできる限り試してみましょう。
いくらいいアイデアが思いついても、行動しなければアイデアがないのと同じです。
そして、その解決策が正しいかどうかは、試してみないとわかりません。
もし失敗しても、それは経験値として次に活かしましょう。
誰も試していない方法なら失敗の数も減らせますね。
手持ちのカードを増やす
問題解決の成功確率は、自分の持っている武器が多ければ多いほど高くなります。
たとえばポケモンのゲームをするとき、いろいろな対応のポケモンを持っていたほうが、対応できる対戦相手の幅は広くなります。
問題解決も同様で、打つ手は多いに越したことはありません。
- 起業経験がある
- 国家資格を持っている
- 豊富な資産がある
上記のようなスキルや経験は強力な武器になりますが、ほとんどの人はそんな武器、持っていません。
では、どうすればいいか?
大切なのは、自分の武器をいくつか組み合わせることです。
たとえば、あなたが次のような経験やスキルを持っているとします。
これらのスキルを組み合わせれば、あなたにしかない希少性を生み出すことが可能になります。
もしあなたが、20%の人が持つスキルと30%の人が持つスキルを身につけていれば、それは6%の人しか持たない立派な希少性のある組み合わせということです。
そして、組み合わせるスキルの数に上限はありません。
どんどんスキルを身につけて、希少性を上げていけばいいのです。
加えて、手に入らない経験やスキルはあきらめましょう。
こちらは有名な言葉ですが、スヌーピーもそう言っていますよね。
配られたカードで勝負するしかないのさ
漫画「ピーナッツ」より
自分には武器なんて一つもない……
このような人は、自分にはどんなスキルがあるのか、一度書き出してみてください。
客観的に見れば、いくらでも見つかるはずです。
僕の場合はこんな感じでしょうか。
- 年間300冊の読書ができる
- 毎朝5時30分に起床できる
- パワポがそこそこ得意
一つ一つは大したことなくても、当ブログのような書籍解説ブログを運営できています。
あなたもぜひ自分のスキルを棚卸しして、問題解決に活用してみてください。
さいごに
いかがでしたか?
ここまで、人生の抜け道の見つけ方を解説してきました。
あくまで思考のクセですから、すぐに身につくものではありませんが、意識すれば今すぐ使える技術でもあります。
妄想で人生は変わりませんが、思考を変えれば人生は確実に好転します。
ひろゆきさんのように「ずるく賢く生きたい」という人は、ぜひ真似してみてください。
成功事例をマネするのもずるい思考の一つですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。