こんにちは、ワンホです。
人生100年時代と呼ばれるいま、将来に不安はありませんか?
僕はとても不安です。
なぜなら、会社の寿命が年々短くなっているからです。
平均寿命が延び、80歳くらいまで働き続けなければならないなか、会社の平均寿命はたった23.3年と言われています。
つまり、いま働いている会社が、あなたが定年退職するまで生き残っている可能性は非常に低いのです。
1社で働き続けるという人生プランは、ほぼ破綻していると言ってもいいでしょう。
どうですか?不安になりますよね…
ですが、この不安は解決可能です。
「うちの会社潰れるんじゃないか」「給料少ないし貯金もほとんどない」「なんとなく老後が不安だ」
そんな将来への不安を払拭し、安定を手に入れて「ぬくぬく人生」をおくるための方法を解説しているのがこちら。
『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン 名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』という本です。
登録者数65万人を突破した副業YouTuberサラタメさん(@SALATAME_media)のご著書です。気になる方は、下記URLより「サラタメさんの転職ブログ」をぜひチェックしてみてください。
本書の結論をざっくりまとめると、次のようになります。
出世なんかどうでもいい!真の安定を目指し、3つの武器を手に入れて「シン・サラリーマン」になろう!
いかがでしょうか?
真の安定… 手に入れたいですよね?
この記事を読めば、真の安定を手に入れるために、あなたが「どんな姿を目指すべきか」しっかり理解できます。
この記事では「リーマン力(仕事術)」をメインに、本書を解説していきます。
定時で帰るコツやおすすめの副業なんかもお話ししていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
では、さっそく見ていきましょう。
- 仕事のデキるサラリーマンになって周囲から一目置かれたい
- 個人で本業以上に稼げるようになりたい
- 安定した収入を得て、老後にそなえたい
真の安定を手に入れる方法
まずは「どうしたら真の安定が手に入るの?」という疑問からお答えしていきたいと思います。
さっそく本書の核心部分ですが、具体的なテクニックの前に大原則を理解しておく必要があります。
しっかりついてきてくださいね。
「真の安定」とは
冒頭で「将来、1社で働きつづけるのが困難になる」というお話をしました。
しかし、これからの時代においては他にもやっかいな変化があります。
たとえば「お金に関する変化」です。
長生きするようになれば、老後のお金は今より必要になります。
さらに少子高齢化で、老後にもらえる年金は減っていく一方です。
つまり、老後に必要なお金は増えるのに、年金でもらえるお金は減るということです。
では、どうすれば人生100年時代を楽しめるか。
ここで重要になってくるのは、2つの給料袋をもつことです。
つまり、副業をして複数の収入源をもちましょうということです。
副業をはじめれば、当然収入が増えます。
月に数万円でも収入が増えれば、それだけで大きなメリットだと思います。
でも、それだけじゃないんです。
実は、お金のこと以上に大きなメリットがあります。
それは仕事が好きになるということです。
複数の収入源をもつと、一つの会社に依存する必要がなくなります。
つまり、仕事がイヤになったらいつでも辞められる立場になるのです。
これはサラリーマンにとって大きなメリットです。
この余裕があることによって、自分で「やりたい」と思える仕事をできるようになります。
上司に指示されて義務感から仕事をするのではなく、好きな人・場所・内容を選んで仕事ができるようになるのです。
仕事にコントロール感が出てくると、仕事が楽しくなってきます。
自由に働けたらそりゃ楽しいですよね?
このように2つの給料袋をもつと、金銭的な安定とともに、精神的な安定を手に入れることができます。
これこそが真の安定です。
僕もいくつか収入源をもっていますが、これは本当におすすすめです。
ぜひ2つ以上の給料袋をもちましょう。
3つの武器を手に入れよう
副業を始めましょうと言うと、
本業がおろそかになってしまう…
と不安になる人もいますよね。
本業がおろそかになれば、サラリーマンとしての出世コースから外れてしまいます。
しかし、心配する必要はありません。
なぜなら、出世コースから外れてもOKだからです。
人生100年時代を生き抜くためには、出世よりも3つの武器を身につけることが重要です。
その3つの武器とは、「リーマン力」「副業力」「マネー力」です。
これらを身につけることが最新の勝ちパターンとなります。
大枠の流れをかんたんに説明すると、以下のようになります。
- リーマン力を鍛えて、自分の時間を確保する
- 自分の時間を活用し、副業力を磨く
- 副業で稼いだ資産をマネー力で守る
近年、出世の価値は大きく下がっています。
なぜなら、会社の寿命が短くなっているからです。
出世が人生の安定をもたらしてくれたのは、会社の寿命が長く、終身雇用が約束されていた頃の話です。
僕たちの働く時間は長くなる一方、会社の寿命が短くなる今の時代においては、出世による安定は単なる幻想です。
まずはこの現実を認識しましょう。
ただし、出世を目指さなくても、リーマン力を高めることは大切です。
高めたリーマン力を出世ではなく、自分の時間の確保と副業の規模拡大に使うのがシン・サラリーマンの目指す姿です。
この記事では「リーマン力」「副業力」にしぼって解説していきますね。
リーマン力(仕事術)を鍛える
さて、ここからは具体的なテクニックやノウハウについて解説していきます。
まずはリーマン力です。
誰でもすぐに使える仕事術ですので、ぜひ参考にしてみてください。
報連相にはマジックワードを使う
「○○課長、いま忙しそう… 報告は後にするか…」
あなたにも、このように思った経験がありませんか?
職場で必須となる報連相ですが、上司が忙しそうにしているとなかなか声をかけづらいものです。
なんとか勇気をだして声をかけても、「後にして」と言われてしまう、なんてこともあります。
このような場合に必要なのは、切り出し方の工夫です。
そもそも上司が「後にして」と言いたくなる要因は主に2つあります。
- 急ぎの案件なのか判断できない
- 報連相にどれだけ時間がかかるかわからない
自分のタイミングで確実に報連相をすませるには、この2つをクリアにして切りだす必要があります。
必要な要素は「所要時間」「テーマ」「報連相のうちどれなのか」の3つです。
たとえば、次のようになります。
- 3分いただけますか?
- 昨日クレームを受けた商品Aの改善活動について、進捗をご報告させてください。
ここまで具体的に切りだせれば、上司はあなたの話を聞いてくれると思います。
ただし、事前に伝えた所要時間はできるだけ守るようにしましょう。
これを守らないと上司の信用を失い、次回からは「後にして」と言われるようになってしまいます。
コツは、話す内容を事前にしっかり準備しておくことです。
自分の中で整理したうえで報連相にのぞみましょう。
これができれば尻込みせず報連相ができますね。
後で考えることをやめる
仕事をある程度できるようになると任される仕事が増えます。
できる仕事が多くなって嬉しい反面、山積みのタスクに忙殺され、抜け漏れが出てくるかもしれません。
では、どのように管理したら抜け漏れなくタスクをこなせるのでしょうか?
ここで重要なのは「後で考えよう」をゼロにすることです。
人は忘れる生き物です。
「後で考えよう」と思っても、急に上司に呼ばれたり電話を受けたりすると、何を考えていたのかわからなくなってしまいます。
これを防ぐために、タスクが発生したらまずタスクの仕分けをしましょう。
仕分けるだけなので、時間もかかりません。
具体的には、タスクを次の3つのグループに分けます。
まずは断ることから始めます。
楽なタスクでもしないに越したことはありません。
そのタスクは本当にやる必要があるか、今一度考えてみてください。
誰かに任せるのもアリですね。
断れないタスクは、その場ですぐ打ち返しましょう。
タスク処理で意外と時間を食うのが「タスクの内容を思い出す」ことです。
タスクを明日に回せば、メールや資料をもう一度読み直す必要がでてきます。
その時間がシンプルにロスなのです。
これを削減するためには、忘れないうちに打ち返すことが賢明です。
その場で断れず、打ち返せなかったタスクについては、To Doリストに入れます。
これは単に忘れないようにするためです。
手書きのメモで残しておくと、メモを紛失したときに困ります。
必ずクラウド上のメモやTo Doリストに入れましょう。
その場で対応できないタスクについては、To Doリストではなく、Googleスケジュールに入れるようにしています。なぜなら、リスト化するだけではタスクを先延ばししてしまうからです。これを防ぐために、さっさと明日以降の空き時間にタスクを予定として入れてしまうのです。僕のように先延ばしグセのある人にはおすすめのテクニックです!
副業力を鍛える
リーマン力がついてきたら副業力を高めましょう。
ここからが、シン・サラリーマンの真骨頂です。
”2つの給料袋をもつ”ために副業は不可欠です。
以下の記事は、副業をしたことがない人はもちろん、すでに始めている人も参考になる内容です!
やるべき副業の3つの条件
やるべき副業を見わけるポイントは、テコが効いているかどうかにあります。
要するに、少ないリソースで大きな利益を生み出すビジネスがおすすめです。
具体的には、以下の条件をクリアすることが必須です。
- 初期費用がかからない
- 在庫を持たない
- 利益率が高まっていく
初期費用がかかるビジネスだと、もしもうまくいかなかったとき、自分の首を絞めてしまうことになります。
在庫を持つことも同様です。
仕入れにも保管にも費用が発生します。
そして、当然ながら利益率は高い方がいいです。
利益率の低い商品をたくさん売って稼ぐ薄利多売ビジネスは、資金のたくさんある大企業の専売特許のようなものです。
そして、サラリーマンが副業を始める場合には、利益率50%以上を見込めるビジネスを選びましょう。
そんな都合のいい副業なんてあるの?
と思うかもしれませんが、結論、あります!
それがネットを活用するビジネスです。
具体的にはYouTuber、ブロガー、Webライターなどがあります。
ポイントは、自分の得意なこととネットをかけ合わせることです。
YouTubeの動画やブログ記事などのネットコンテンツは、一度つくってしまえばあなたが寝ている間もずっとはたらき続けてくれます。
これこそ、テコが効いている状態です。
これから副業を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
副業を育てる6つのステップ
せっかく副業するのであれば、たくさん稼ぎたい。
そう思いませんか?
最後に、本業の収入を超えるためのロードマップを解説したいと思います。
以下の通り、ステップは6つあります。
では一つずつ見ていきましょう。
まず初めに副業の軸を決めます。
なぜ副業をやるのか、いつまでにどのくらいのお金を稼ぎたいのか、これを明確にしましょう。
副業の軸は、どんな副業にどのくらいの時間を割くかを決めるための一つの指標となります。
次に、仕事を決めます。
本業収入を得るために大切なのは、好きな仕事より稼げる仕事を選ぶことです。
具体的には、お金が動く市場×得意な作業を選ぶことです。
- お金が動く市場…ダイエット、ビデオ、仕事術、投資、恋愛、旅行、家電など
- 得意な作業…人前で話す、動画編集、外国語、文章を書く、プログラミングなど
仕事が選べたら、できるだけお金と時間をかけずに小さくして試していきます。
特にはじめての副業はほとんどが失敗に終わるため、とにかく小さく始めることを意識しましょう。
実際に始めてみると、競合が多かったり、得意な作業が辛く感じたりなど、想定外のことがたくさん起こります。
うまくいかないと判断した場合は、ステップ1に戻りましょう。
ステップ1~3を繰り返し、よさそうなビジネスに出会えたら、とにかく経験値を稼ぎましょう。
はじめはなかなか報酬を得られないものです。
時給数百円… なんてことはざらにあります。
ただし、ここで諦めないことが大切です。
多くの人はこの長くてつらい期間にやめてしまいます。
だからこそ続ける価値があるのです。
お金ではなく経験値を稼ぐつもりでコツコツ積み上げていきましょう。
経験値を積み上げていくと、本業収入と同じくらい稼げるようになります。
ただし、ここからさらに収入を上げていくとなると、さらに質を高めていく必要があります。
「あなたでなければこの仕事は任せられない」という状態がベストです。
量より質にこだわって仕事をこなしましょう。
仕事の質を高められると、必然的に依頼は増えていきます。
もはや1人でこなせる量ではないでしょう。
そこで、外注の有効活用が大切になってきます。
動画の編集や記事の執筆、イラストの制作など、SNSやクラウドソーシングサービスを使って外注化していきましょう。
ステップ6までうまくできれば、副業の収入は飛躍的に伸びていきます。
サラタメさんのように、ぬくぬくサラリーマン生活できるのも夢ではありませんね。
さいごに
いかがでしたか?
真の安定を手に入れるために「目指すべき姿」が理解できたのではないでしょうか?
本書は紙の本だと600ページを超える辞書のような本です。(いわゆる鈍器本です)
要点をかいつまんで解説してきましたが、ブログではとても解説しきれません…
他にも転職術や資産形成テクニックなど読みどころ満載ですので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
個人的には好きな本トップ10に入るくらいお気に入りの一冊です。